人狼物語−薔薇の下国

68 Es2nd― 緋の世界に滲む月 ―


調理人 オズワルド

 よっと。こんなもんかな――……?

[普段、料理をするのと変らない、そんな調子で。
口元には満足そうな笑みさえ浮かべて。

仕事を終えたライターをポケットへと仕舞うと、
人差し指と中指の爪を、ソマリの肉芽の付け根に添わせ]

 なァ、ソマリちゃん。お兄さんさァ、どうすると思う?

[ゆっくりと、答えを待つと。


              斬り落とした  。         ]

 ――たァんと召しませ?

[貫かれたままの肉塊を、少年の口腔内へと突っ込んで。
爪先を戻したもう片方で、ソマリの形の良い鼻をつまむ。
口の中の異物を咀嚼しなければ、息すらできないようにと*]

(281) 2013/10/07(Mon) 04:45:53

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