[怯んだ戦乙女の幾らかは、威圧に負けて四散し、粒子と代わる。 その多くが玉座に戻り行くのを見れば、ぐる、と咽喉を震わせ。 そこで光の矢が降った。>>273 己のように力任せに紐解くのではなく、 整列に融解させる巧緻な技量。 獣の耳は過ぎる過小評価を拾ったが、ふ。と鼻を鳴らし。] イース! 我が刃を以って、敵を討つ。 力を![彼の力量は我が身で以って伝えよう。 言葉と疾走が同時で、詠唱が間に合ったかは知れず。]