人狼物語−薔薇の下国

512 勇者と魔王の共同戦線!


魔王 ヴァートル

[背後から近づく気配に、魔王は身を捩るように振り返る。
 ――実のところ、全ての動作に"溜め"が必要な魔王の術は、咄嗟の防御には向いていない。
 それが必要な状況に追い込まれなければよい、という流儀であり、今の今までそれが成立していただけのこと]

[果たして、振り向いた魔王が目にしたのは、閃く切っ先と――]

 我が背後に立つとは、油断も隙もないものであるなあ――?

[左右で色の違う眼光が、カヤの姿を認め煌々と輝いた。
 その右手が、カヤの立つ方向向けて伸ばされ]

(281) 2018/12/09(Sun) 16:50:47

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