人狼物語−薔薇の下国

252 グラムワーグ・サーガ2


死せる忠臣 クレステッド

それにハールトはともかく、こちらを取らせる訳にはいかない。カトワール鉱山から算出される大理石は、触媒によし素材によし。万一ここを取られれば、その時こそ戦局がひっくり返る。
もちろんハールトまで維持できれば一番いいが……だが。

[言い捨てるような口調は彼にしては若干荒っぽく。滲む口惜しさを隠せないかのような口ぶりで。]

連中がここまで読んでいるとして、だ。
我々の先遣隊を打破できないような連中が、宣戦布告などして来るか。……それはあまりに望み薄だろう。
だから私は、この戦は敗北する――というより、「今はあえて損害を少なくする事を考えた方がいい」と提案している。……どうだろうか。

[そう提案して。ヴェルザンディの兵の編成>>230を聞き、応える]

……そうだな。弓兵部隊か……この戦での肝を、我軍の被害を抑えることとするならば、それは都合がいいな。連中に位置を気取られない程度に攻撃し、相手の損害よりもこちらの被害が少なくなるのが一番良い。何、我々の真意をくらますのは、ライナーが上手くこなしてくれるだろうさ。

[なんでもないようにそう言って。ヴェルザンディの笑いには呼応するように軽く笑って。]

(281) 2014/09/15(Mon) 02:07:01

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