人狼物語−薔薇の下国

469 グラムワーグ・サーガ3 〜反撃の嚆矢〜


破光装置 クレステッド

 話したいこともあった
 クレステッドではなく俺の、怨嗟を


[娘から視線を銀の月へ向ける。
それを拾い上げることはせず、左手を宙へ上げた。

何もない空に 半透明の鎌を生み出す]


 ……だがもう殺す


[あの胸をアイリの月が貫いた時──
 記憶は鮮明に何度でも、死の瞬間を繰り返してきた。
 ヒトガタはその記憶を参照し、再現する。

振りかぶる死の鎌は狂わぬ軌跡で 娘の背を指した]

(280) 2017/02/09(Thu) 00:08:36

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