[こんなに話し込んだのは何時ぶりだったろうかと、顎を上げてエディを見上げてしまうようになってから、思う。
まだ子供の領分にいるが確実に性差は現れ始め、あの時のように走り回る事は出来なくなってしまっていて、エディはエディで男の友達と遊ぶことが出来て、大好きな兄が出来ていて――両親は死んで。
変わり過ぎた変化に追いつけず。寂しいと、卑屈になったつもりはないが、常に曇り気味の表情はきっと周囲を気遣わせていて。なのにエディの手すら跳ねつけて。
だからまたこうして繋がった事が嬉しかった。
あの時と同じではないけれど、それでも。]