人狼物語−薔薇の下国

407 ルー・ガルー戦記 9 〜ラモーラル辺境戦


熊殺しの森の民 サシャ

[こんなに話し込んだのは何時ぶりだったろうかと、顎を上げてエディを見上げてしまうようになってから、思う。
まだ子供の領分にいるが確実に性差は現れ始め、あの時のように走り回る事は出来なくなってしまっていて、エディはエディで男の友達と遊ぶことが出来て、大好きな兄が出来ていて――両親は死んで。

変わり過ぎた変化に追いつけず。寂しいと、卑屈になったつもりはないが、常に曇り気味の表情はきっと周囲を気遣わせていて。なのにエディの手すら跳ねつけて。

だからまたこうして繋がった事が嬉しかった。
あの時と同じではないけれど、それでも。]

(280) 2016/02/18(Thu) 21:35:17

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