[蜘蛛の巣を渡り、更に鈍色の龍へ接近する。 暴れ回る龍の尾を間近に見るが、それはウェルシュの縛りによって動きを鈍らせた>>278] ここまでくれば。 水の力だって……![刃の纏う水の気が、より色濃く、鋭くなるのを感じた。 放たれた一撃は、高圧の水流を伴い、速度と威力を増して鈍色を切り裂いた*]