……ああ、ぼくがしたことだよ。[彼の視線を追って壁を見る認める言葉は、少し躊躇ってから口にした。わたしが来たときは文字はあったのだが>>208衝動的に消してしまった。その文字が兄の死を悲しむわたしを笑っているようなそんな錯覚を感じて集まる面々の顔が、浮かんで。掃除をした誰かに思うことがあるのなら>>249するべきことでは無かったのに、それこそ証拠を消すような行為だったのに。]