それとも――…、!!![行方が分からないゲルトを探しにきたのかと問おうと口を開きかけたところで、響くヨアヒムの声>>256咄嗟に顔を上げ、周囲を見回す。] あっちから聞こえた。[ヨアヒムの姿は見当たらない。しかし声は確かに奥の方から聞こえたと、指で示す。日が昇っているとはいえ、この森の中だ。人狼が人の姿を取っていたとしても、危ない目に遭う可能性だって捨て切れない。もしも皆がヨアヒムの元へと向かうつもりならば、足の遅い自分は置いて先にいけ、そう告げるつもり。]