「怯むな、足場を狙え!」[軽歩兵を纏める隊長が声を上げる。泥地を利用することや目潰しを行う義勇兵に感化されたか。相手が精強な軍であるために形振り構わぬ手を講じた、とも言えようか。仲間を踏み進んでくるゼファー兵を攻撃する者と、再度足場を崩すために橋を構成するゼファー兵を攻撃する者に別れ、その場に踏み止まる手に出た]