えっと、あの、お手柔らかにお願いしますね!あ、でも、あんまりお手柔らかだと稽古にならないか……。でもカレル先輩の負担になってもいけないし、えーと。よろしくお願いします![加減は腕利きの上級生に任せることにした。防具をもう一度確かめて、木剣を手にする。――剣の重み。実戦とは、程遠いものだけれど]