── それから ──[対面する軽薄な笑み>>239と、脳裏に浮かんだ能面のように張り付いた笑顔を交互に合わせて。笑いの絶えへん職場ってこういうんを言うんやな、などとよそ事を考えながら。婚約の話には]へぇー。[やっぱり、アイリちゃん抜け目ないなあ。]なるほど、その話があればラバルが乗り気なんも頷けるなあ。[でもそんな話聞いてへんけどな。]