人狼物語−薔薇の下国

407 ルー・ガルー戦記 9 〜ラモーラル辺境戦


独立解放軍盟主 ディーク

― サクソー川/橋の北側を遠望して ―

[馬を走らせること暫し。
緩やかな起伏を越えると川の煌きが見えてきた。
湿原に端を発し、平原の端を区切るサクソー川。
唯一架かる橋の手前に、武具の列がある。]


 こちら側か。


[目を細め、整然たる輝きを眺める。
正規兵たちが端のこちら側に出てきたのが、解放軍にとって喜ぶべきことかはわからない。

ただわかるのは、彼らがまだ戦意を失っていないということ。
そして、橋を押し通るだけの戦いより、がぜん面白くなりそうだということだ。]

(280) 2016/02/13(Sat) 20:49:38

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