人狼物語−薔薇の下国

263 修学旅行試験


高殿 琉璃 ガートルード

[僅か先を歩く兄の足取りは緩やかに、けれど迷いなく。
疑問を差し挟むこともなく、歩調を合わせて歩く。
丈高く竹林に囲まれた細道に至ってようやく、
兄は現在地への釈明を、空に向かって滔々と繰り広げた>>273]


 ……ああ、道理で随分と、林の奥にある薬局だなって思ってたの。
 気にしないでお兄ちゃん、こんな所に来るまで
 ちっとも気づかなかったあたしもいけないんだから。

[こちらも、緑に狭められた空を見上げながら、
普段は見せぬ程に殊勝な言葉を滑らかに並べ立て]

(280) 2014/10/19(Sun) 20:37:22

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