―少し前・食堂―
[(>>278)宿屋に着いた際にディーターからよおと挨拶をされてもオットーは視線をそちらに寄越すだけで返事もしなかった。]
あーぁ。僕より年をとってるのにおっちょこちょいんだな。
[その癖、危うく食器を落としかけていたのもオットーは見ていて。
ディーターが食器を落とさずとも馬鹿にした様な態度を。碌に挨拶も返さなかったのにこれ見よがしに指摘する。その顔は何処か嬉しげであった。
ただ、口ではディーターの事が気に食わないと言うが、本心はどうだか。もし人狼の噂を教えて欲しいと頼まれたら嬉々として話しただろう。]