[ローズマリーが走り去る際に見せた兎の小さな仕草>>224に、かの魔獣の来歴を思い起こす。かつて───円卓の騎士とやらが聖杯探索に赴いたという伝説の時代には既に屍山血河を築いていたともいわれる、恐るべき魔。かの封印が解かれたならば、なにが起こるか…───ああ、それよりも、] 君はまだ駄目だな。 酔ってしまうから。[楽しげに鳴く>>238 兎の首筋に視線を置いて、笑みを見せる。刻を重ねた血は濃く甘い酒にも似る。もっと軽やかで瑞々しいものから味わうべきだ、と。]