人狼物語−薔薇の下国

252 グラムワーグ・サーガ2


魔王 ギィ


 逃げなければどの道死ぬ、
 死ねば探し物とやらもできないと、思わなかったのか。

[槍を支えたまま、青年の横に膝をつく。
縫いとめる意図はさほどない。
むしろ、抜けば危険だろう。]

 本当は、ここに残りたいと思ったのではないか?
 意識してか、無意識かに関わらず。

[指先を青年の額へと伸ばす。
なにかに誘われるように。]

(280) 2014/09/13(Sat) 16:43:03

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