ま、狭いとこ突っ切ってくる以上、あちらさんの出来る手は限られそうだが。
……型に囚われねぇ分、何やってくっかの予想もつかねぇんだよなぁ。
[初戦における掻きまわされぶり──苦い記憶でもあるそれを思い返しつつ、がじ、と頭を掻いて]
ま、あれだな。
何が出て来てもビビらねぇよう、腹括って。
後は臨機応変に動くしかねーか。
[大雑把といえば大雑把だが、緻密な計略の類を仕掛けるには時間も限られているし、何よりそちらには向いていない。
それでも、同じ場所に詰めるダーフィトに何か策があるならば、と問うような銀灰を向けてみた。*]