人狼物語−薔薇の下国

168 グラムワーグ・サーガ


騎士 シェットラント

― 回想 ―

[かつて。シェットラント・シンクレアは優秀な学生であった。
眉目秀麗・成績優秀・品行方正・家柄良好。
絵に描いたような優等生には、唯一つ足りてないものがあった。
他人へと、向ける心だ。

やっかみを受けた。挑発も受けた。
一々それを気にする神経も、暇もなかった。
麻痺している感覚も、せざるを得ない事情もあった。
目を向けていたのは、キアラを初めとする認めた者ごく少数。
だからこの言葉も、別段悪気あってのことではない]


 「ベリアン・サルーク?…さあ、知らないな。」

[彼という人、その思い。こうした言動が彼に何を思わせたか。
もう少し目を向けていれば、悲劇は防げたのかも知れないけど]

(279) 2014/03/30(Sun) 00:16:29

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