― 翌日/戦準備 ―
[軍議の際に聞こえた何か>>265には、ジト目を向けた。
そりゃもう、全力でジト目った。
とはいえ、指揮官という立場にあって尚、剣士としての血の滾りを完全に制御できていたかと言えば……な立場上、反論はできなかったが]
しっかし、前回は橋を後ろにしての布陣だったわけだが。
今度は逆配置、か。
[南側での橋防衛、という位置取り。
歩兵部隊の内訳見つつ、思案を巡らせる]
……同じ手くってくれるよーな連中じゃねぇだろうし。配置は、ちょいと手入れいるよ、な。
正面重歩と軽歩で固めて、槍は橋袂の両側面に回して。
側面の後ろに弓、正面の後ろに弩が基本、てとこかねー。
[弩の掃射は、緒戦では効果が高かったが、果たして次はどうか。
何かしら、対策が取られる可能性も低くはないだろうけれど]