[昨日までとは別人の様に動くヨアヒムや、
一目で人狼と断言したフリーデルや、
思う事もあるが、今はそれどころではなく。
カタリナが近くにいれば、当然ニクスもいるだろう。
ただニクスは昨日と変わらず、自分に低い唸り声を
あげ続けている事だけは無視出来ずに]
………。
[同族すら喰らう気配に気付いたのだろう。
主であり友人である者を護ろうとする犬を軽く睨みつけた。
それだけで、ニクスの尾は垂れ黙り込む。
それに気付き、何か思う者はいただろうか]
大勢いても仕方ない。皆談話室へ行ってくれ。
[ほんの些細な出来事を無かったように、
まだ残っている者がいれば談話室へと促した]