はい、ファミル様。
[最後に首にピッタリと抱きついてから身体を離して、ファミルに近づいて手を貸した。>>231]
トルメンタ、帰りはファミル様とだからね。
[嫌がるかと思いきや、説得するまでもなく乗りやすいように体勢を変えてくれた。やっぱり理解してくれたんだねと素直に自分は受け止めたけれど、二人の反応はどうだったろう。
トルメンタは触れることでファミルの隠し事に気づいても、特にキアラに教えたりはしなかった。
問題はキアラの警戒心のなさにあるのであって、誰に対しても節度を保ち落ち着いて見えるファミルならとりあえずは良し、という部分もあって嫌がらなかったのだが。キアラを通さずにこれを詳しく伝える手段は今のところ無かった]