[彼の目指している方向は正しかった。]
あぁ、そちらで方向は合っていますよ。
宜しければ指令室までご案内しましょうか。
[そう申し出ていた頃に>>269声がかかったか。
振り返ればファベル特務少尉が立っていた。]
あぁ、ファベル特務少尉か。
こちらは空軍のエーデンベルグ大尉だそうだ。
[階級上、上司にあたるのだと含ませつつ、間に入る。
士官の顔と名前は一応把握している。
兵に関しても、自分の部下と関係する部署の兵は把握してはいるが。
父達の親交は知っているが、彼の自分に対する思いまでは知らず。]