わかった、妹さんは預かろう。 弟さんを見つけたら、あなたもすぐに避難を。 気を付けていかれてください。 何かあれば、私の…副艦長のリンクに連絡を。[ 妹を頼む兄という男性>>234に、 船内者なら誰でも知りえる公用の副艦長リンクを伝え。 心配の滲む声で送りだそうとした時。 テオドールも私の髪色に、 かつての少女を思い出していたとは知らぬまま。 此方へ押される妹を迎えようと、少し近づけば。 兄といった男性が踵を返す寸前、 左手に見えた指輪>>235に、はっとする。]