[退路を断つように、進路を変えさせるように。 火弾が放たれる度に花弁が舞った。 冷ややかな瞳で犬と風船達を見下ろす。 ―――見下ろす。]……そういうのはね。[男の顔は見えない。 ただ、輝音と同じような事を言うのだと思った。>>272] 慣れてるとは、言わないのさ。