………そう。[聞き終えるが早いか、それともまだ言葉の途中だったか。戦闘の無残な爪痕が生々しい壁を支えに立ち上がると、ふらりと歩き出す。] 誰の為の赦しなのだろう。[落とされる言葉は、まるで他人事のよう] ……さて、日の出でも眺めてくるよ。 では、ごきげんよう。[背を向けると、覚束ない足取りで歩きだす。まるで、ついぞそこまで散歩にでも行くと言うように。]