[……そうやってゾフィヤと茶髪の彼女――パメラが語らっている傍で、
ヴェルと黒髪の軍人の人も言葉を交わしていたわけだが]
(へえ……)
[ひっそりもたらされた情報>>248を耳にして小さく瞬きひとつ。
これをミットヴィンターの市長に話したら果たして何を思うだろうか。
ひとまずヴェルの許可が取れたなら、
無事街に戻ったあかつきには話してしまおう、と思うゾフィヤであった。
なお、ミットヴィンターのお偉方がこの情報を聞いた時悪くは思わなかったのは、
危険な傭兵団の監視ではなく、
いずれ戦争を終わらせるかもしれない傭兵団との協調のために一役買うかもしれないからだと、
ゾフィヤが知るのは当然、この場を去った後のことになる]