――ごめんね、アミィ。
「……ちっ、壽命を2回も削っといてその結末か」
[舌打ちして憎まれ口をたたく相棒の契約者には苦笑を送る。
何度もつきあわせてしまって悪かったけれど、結局。試練に合格することはできそうにないけれど]
……ありがとね?
「――勝手にしろよ、白枝。俺はもう知らん」
[承諾とも取れる契約者の言葉に頷いて、倒れている時羽流くんの手を取り、自分の手の平にあるジェムへと導く。
あとは……]
――莉紗、ごめんね。ダメなお姉ちゃんで、さ。
[聞いているはずはないだろうけれど、ここで言っておいた方が良い気がして。
妹は許してくれるだろうか。
あとは時が来るのを待って、目を閉じた]**