[ローさんの「忠告」は、こういった状況になることを見越してだったんだろうか。
金色の「狼」に変わったソマリさんが、牙を、俺の首筋に近づけ。>>269
その金色が、照明を反射してキラキラと輝く。
ローさんに告げた「『人狼』の糧になるならそれでもいい」>>3:360って気持ちは今でも変わらない。
生きることに少し疲れていたし、それに。
こんな綺麗に輝く生き物なんだ。
やっぱり『人狼』は、『ガルー』は俺の希望だ。
意識が遠ざかる最後、どうか無事に彼らが生き延びれますようにと。
口元に小さく笑みを浮かべて。
ようやく家族の元に行けるんだな、と静かに目を閉じた。*]