― 神域への門 ―……さすがにちょっと疲れましたねぇ……[主に心労的な意味で。残る狼の気配は遠く、今のところはこちらを狙う気配はなさそうだ。中には更に黒狼へ挑発を仕掛ける者もいたようだが、勿論そこまでする気はなかった]手助けくらいはしておきましょうか。[口の中で呪を呟く。傷の痛みを和らげる効果を乗せて、風を四方へと飛ばした*]