人狼物語−薔薇の下国

389 ルー・ガルー戦記 8 〜海峡攻防戦〜


帝国軍中佐 ロー・シェン


  ―――… ッ、


[込み上げた激情の侭に、ロー・シェンは足元の瓦礫の破片に手を伸ばした。
鋭く尖った部分を使い、がっ。がっ。荒い仕草で、砦の壁だったものに祖国の文字を刻んでゆく。

一連の仕草を見ていた幼い皇孫が居た>>6とは、勿論知らない。]



        …は、 ……っ、 … はぁ、

[役目を終えた瓦礫が、指先から転がり落ちる。
其処に記された文字は…]

(276) 2015/11/04(Wed) 00:10:27

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