人狼物語−薔薇の下国

407 ルー・ガルー戦記 9 〜ラモーラル辺境戦


独立解放軍盟主 ディーク

― 閑話 ―

[サシャら森の民と出会ったのは、平原の民よりも少しあとになる。
それも最初は、よそ者としての扱いだった。
認められたのは、森のクマ退治に行った後からだろう。

いつしか彼らの間に入り込み、森での暮らし方を学び、狩りの技を学んだ。
森の部族のおばばに会ったのもこのころだ。

「そなたは大地の柱。この地より外に出てはならぬ」という託宣を受けてそうかと頷き、以来、ラモーラルの地を離れたことはない。

昔宰相から聞いた外の国のことや、カークが持ち帰ってくる外の文物に興味はあれども、自分はラモーラルの地に根を張る人間だという自覚があった。]

(276) 2016/02/12(Fri) 13:10:35

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