[>>243玲緒のおじいさんは、彼女を連れて行ったあの時の顔が印象的で。
顔を見る度に思わず緊張してしまう。]
うーん、玲緒のおじいさんは確かに。
でもうちのお父さんもなかなか手強いしね。
[お父さん対策は、先ずはお母さんを味方につけた方が良いだろう。
そうして叔父さん達や他の牛ケ谷派に連なる人達の顔を思い浮かべる。
全員を説得するのは時間がかかるかもしれない。
だけど皆が納得して欲しいから、手間は惜しまない。]
…それでさ、叶ったら方徳殿に来よう?
――願掛け。
[どう?と首を傾げてみせた。]