人狼物語−薔薇の下国

469 グラムワーグ・サーガ3 〜反撃の嚆矢〜


魔将 シメオン

[魔は、獲物が息を呑んだ様子>>271を怯えと取った。
赤い双眸が、満足げな弧を描く。

闇に溶けたと見えた腕は、再び形を取り戻すようである。
無論これとて、魔力を膨大に使うもの。
それだけ夢中になっているとの証だが──さてそのようなこと、人の身には関心のないことか。]

 厄災の名を冠せし牢番よ
 嘆きの鍵を 今こそ開け

[詠唱に従って、先に地面に撒かれた魔石>>246が、ぼうと紫じみた暗い光を放ち始めた。それは、魔自身より溢れ出し零れだす魔力を浴びて、それ自体が鼓動を打つかの如くに明滅をし始める。
石はぐるりと周囲を取り囲み、魔法陣の様相を現し始めていた。]

(275) 2017/02/02(Thu) 23:23:19

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