………という訳で、私は国を守る為。 巫女姫を守る為、ここまで来たのですよ。 クレメンス様。 いつものような腹の探り合いなんて、辞めましょうか。 ………いえ、私の強襲《ラブコール》にお答えして下さって。 誠に有難うございます。 オプティモに戻られて、助かりましたよ。 派手に兵を連れてきた甲斐がありました。[ここまで熱弁をしたのは、教壇に立っていた時以来か。いや、いつも小汚い政治家たちと話し合ってはいるが。そんな腹黒いものなんて、一切抜きにした、――――久しぶりの熱演だった。]