― 戦舞台 ―折角のご忠告なれど...我は其方を真っ先に落とすと決めている。[ 笑みを消し、肩に置いた錫杖を、ひゅんと外向きに回すように振り抜けば、水飛沫が霧のように広がって、花神とその従華を包み、きらきらと輝きながら消えていく ][ 消えると見えて、その実は、水気は護りの膜となって、聖蓮の主従の身体に纏われていた* ]