ガルー? ガルー・・・・・・。
ああ、あれっすか。
[やがて合点がいったように手を打つ。
子供の頃に自分は一匹のルーを飼っていた。
そういや、ルーに寄生する生き物だから気をつけろってよく言われていたっけか。
散歩でも、絶対に行ってはいけない場所が存在した事を思い出す。
と、そこに耳慣れた声が割り込んだ。]
やあ、ミーネ。
君の想像は、恐らく正解だな。
[二言三言交わすが、ここ最近は大した事件もない。
ピンチもチャンスも無いってのは、どこか気が緩むってもんだ。
結局は雑談に終始する。
今日も変わらず、と。
向こうも、こちらもね。]