[ロー・シェンのやり口は正解と言える。>>257少年が纏う水を振り払うには、面積の広い何かをぶち当てた方がわりと効く。半ば吹っ飛ばされたような体勢から立ち直りきれず地面を転がった直後、短剣が槍でなぎ払われ、地面から離れる。まもなく、感じることができるだろう。沈ませようとする力が、引き波のごとく足元から消え去っていくのが]い―――…っ、いまだかつてない面倒さだなあー![起き上がった時に生じた呻きを叫び声でごまかして、それでも、立ち上がる]