[軍服の魔女が何を言おうが、もう傀儡には関係のないことでしょう。
荒げた声の中には、とてつもない腹立たしさが窺い知ることができます。
広範囲の吹雪、されど、天候のためか、
彼へと与えられるダメージは、思うよりは少ないようです。]
「ごぶごぶといったところでしょうねぇ。」
[傀儡は一度吹雪を止め、炎へと真っ向から歩み寄ります。
人形は、今度は多量の結晶を吐き出し。
それは、軍服の魔女へと迫るものもあれば、吹雪の影響で炎に飲まれなかった船板へ氷を這わせる物もあり。
西階段にいる誰かの気配を、感じ取れるわけもなく、]