[爆走するストレッチャーに横たわっていたのは、先ほどのホログラムで見た]
女海賊!
[手入れしていた拳銃を構えようとする。
……構えようとするが、
ホログラムで見た時よりもあどけない表情、すっかり青い顔色を見て。]
(…こんな娘が。まだハイスクールに通うくらいの年齢なのに!)
[――拳銃を握る手が震えていた。
結局銃口を上に向けたまま、禄に構える事はできなかった。先に決意をしたばかりだと言うのに…
お前はいつも詰めが甘い
ストレッチャーが通り過ぎるならそのまま見送り、
メインサロンで留まるなら、彼女の様子を伺おう**]