……ここで、軍人やめて後ろに下がれば。 多分……俺は、ラクなんでしょう、けど。 でも、それ、逃げてるだけ、ですよね? 戦いからも、あいつ、からも。[伏していた目を少しだけ上げて、途切れがち、言葉を綴る] ……俺、ここまでで、二回、逃げてるから。 逃がして、助けてもらってる、から。 さすがに、三度は……情けない、かな、って。[言葉と共に浮かぶのは、どこかへにゃり、とした笑み]