[何時の間にか一人称が『僕』から『俺』に変わってる事に気付かないまま腕の中の少女と傍らの女性を守るように周囲を睨み続ける。]脱走は…悪いと思ってるけど、でもユーリエみたいな可愛い良い子が魔物の子供だからなんて理由だけで捕まってるかもしれないなんて思ったらここに居るのが嫌になって…。鍵を壊したのは……俺じゃない、ってだけ言っとく。[どうせ信じてくれないだろうけどと言う思いを隠しもせず吐き捨てる。]