[カップに注がれたミルクティーは自分の好みの丁度いい甘さだった。無意識のうちにオットーは満足げに笑った。
(>>241)ヤコブから声を掛けられれば彼の方を見返した。]
え…、おいし…。
ああ、うん、そうだね。悪くないんじゃないの。
[心配そうに見つめるヤコブが珍しくてあたふたとした。素直に美味しいと吐露してしまいそうになるものの、不味くはないとわざわざ言い直した。]
そういえば、…ヤコブの淹れてくれる紅茶っていつも。
[ヤコブの視線がくすぐったい。ミルクティーに視線を落とす。
そしてヤコブが淹れてくれる紅茶は不思議と自分の好みだったことを思い出した。不思議そうにミルクティーを見つめた。]