人狼物語−薔薇の下国

68 Es2nd― 緋の世界に滲む月 ―


読書家 レト

[先輩の中でも年長で、そして古参のリエヴル。
彼はいつも穏やかで、笑っていて――
レトには、その笑顔が不思議だった。
不可解だとすら考え、けれど、同じように笑っていた。

他に誰も人が通り過ぎない廊下で行き逢っても
手伝いにとさりげなくドールを呼び、不用意に近づくことはしなかった。

だから今も、笑顔で会釈するだけ……のはずだったが
中庭から覗いていた一部始終]

 新しい人と、もう話した?

[ディークを庇う様子だった彼に、すれ違いざま、問いかける。
連れ立っていれば、ギィの目も見て、軽い口調で]

(274) 2013/09/29(Sun) 22:52:39

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