[青年の注意力は、男の方に向いていたから。
その人物にはすぐに気づけなかったけども。
ちらりと地下階段の方へと視線を向けようとして、まるで昔の彫像にでもありそうなポーズ>>259に目が留まる。]
ぁ……。
(え、何この人?なんなん?誰?)
『私にもわかるわけなかろうて。』
[さて、目をそっと逸らすべきか。それとも挨拶でもするべきか。
悩んでいれば、入ってくる誰か>>264へ振り返る。
あ、扉が閉まった。まって、置いてくなっ。
そんなことを考えていれば、再び誰かは部屋へと>>270やってきた。
微妙に脳がフリーズしているので、その誰かが話す言葉が変な事にも気づけずに。]
あ、ああ、こんにちは?
[ひきつり笑いで挨拶を返すのがやっと。]