― 修道院跡/南岸 ―[盟主を含む騎馬たちは、戦場の外側を大きく回るように南へと駆けた。射ち放す矢が追う乗り手を射落す。それでも、敵騎兵の訓練された馬術は巧みに矢を躱していた。やがてダーフィトの指示に従って九騎が去れば、射撃はやむ。盟主との距離が近すぎて、射てなくなったのだ。] 降る気がないなら、[言葉を返しかけた盟主は、聞こえてきたもの>>261に首を傾げる。] …… 話?[血が流れる彼の首筋を見ながら声を落とす。馬の速度が少し緩んだ。//]