……とーりあえず。
今のハデなの起きた辺り行きゃ、どーにかなっかな。
[ひゅん、と音を立てて右手の剣を横に薙ぐ。
距離は結構あるし、障害物も多いが、『翔けて』行けばどうにかなるだろう。
悠長に『翔けて』行くと色々と巻き込まれたりなんだりしそうだが──そこはそれ]
俺、ちょっと行ってみっからさ。
援護、頼む。
[後ろを任せる相棒にさらっとこう告げ、呼吸を整える。
なんで自分がこんなとこにいるかとか、細かい事はともかく。
何の意味もない、という事はないはずだから、それを探しに行く、と。
割り切れば後は、それに従い翔けるだけ──というわけで]