[ その父親が亡くなって、クレステッドが行方をくらました時は、本当に焦ったものだった ]
この、馬鹿野郎っ!!
[ 剣の訓練に付き合う時でも、滅多に出さない大声を、見つかったクレステッドに投げつけたのは、今でも不覚だったと思っている ]
みんなっ、どれだけ心配したと思ってる?!
俺は......お前に、何かあったら、お前の父上に顔向けが出来ないだろうがっ!
[ 何がどうしてそうなるのか?と、クレスにしてみれば疑問だったろう。
ともあれ、それ以来、信頼はできるが、信用はできない、いざという時は無茶するに決まってる。
という評価が、彼の中で固まったのは、確かな事だった** ]