人狼物語−薔薇の下国

312 ルー・ガルー戦記 7 〜攘夷/開国篇


共和国大使補佐 シメオン

― 戦いの前・オプティモ西砦前 ―

[クレメンスの言葉を聞くたび、クロードの仮面が剥がれていく。
先程のシメオンには為し得なかったこと。
二人が持つ繋がりと、大局を良く見ている老獪なクレメンスだからこそ出来たことなのだろう。
シメオンはほんの少しだけ、悔しく思う。
クロードの心に届かなかったことに、自身の力が足りていないことに]

(えらそーなこと言えねぇや)

[シュビトの集会でクロードの立ち去り際に自分が投げた言葉を思い出す。
足りていないのは自分だったのだ。
自嘲めいた笑みが唇を形作る。
少しずつ口に含む茶が、更に苦く感じた*]

(272) 2015/03/18(Wed) 00:27:44

SWBBS V2.00 Beta 8++ あず/asbntby