[銀の糸を辿るごとく、ジークムントの送ってくれたシグナルの導きに従う。冷静に分析する声を身に浴びていると、打破できぬ困難はないと、力を分け与えられた気がする。一見、通れそうにない場所もあったが、ためらわず進めば道は開けた。なんらかの目くらましがかかっていたのかもしれない。そうして、見えない霧の紗幕を突破したと思った瞬間、シグルドはジークムントが予測したまさしくその場所に立っていた。>>264] …抜けられたようだ。 感謝します。